施工方法計画

工事の施工方法について紹介します。各番号をクリックすると詳しい内容に移動します。

1.準備工               施工期間:2ヶ月程度

  工事に必要な作業帯を確保するため、現況の舗装等を撤去して新たな仮設の道路を作り、通行位置の変更(道路切替)を行います。この作業は、工事中に複数回行います。

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2.鋼矢板・中間杭打設工        施工期間:12ヶ月程度

  4の掘削工に着手する前に、土砂が崩れないよう、鋼矢板という鋼材(鉄)の板を地中に打込む作業を行っていきます。クレーンとクラッシュパイラーという大きな機械を使用する作業です。
※ クラッシュパイラー:オーガ掘削および圧入によって鋼矢板を挿入していく機械です。騒音や振動といった建設公害の発生を最小限に抑えることができます。

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3.路面覆工工             施工期間:4ヶ月程度

  鋼矢板の打込み完了後、車を通しながら地下で作業を行うため、鋼矢板と鋼矢板の間に覆工板という仮の蓋を設置する工事を行います。どこからでも蓋を開けることができます。

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4.掘削・土留工            施工期間:4ヶ月程度

  地上と地下の両方で掘削し、最大9m程掘り下げていきます。この途中では、鋼矢板を内側から支える、切梁という鋼材の設置も並行して行っていきます。掘削した土砂は、大型ダンプトラックにて処分場へ運搬します。

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5.擁壁工               施工期間:9ヶ月程度

  掘削完了後、コンクリートの擁壁工事を行います。作業帯の覆工板を一部開放し、資材等を搬入後に鉄筋組立等を行い、コンクリートを打設して(流し込み)、擁壁を築造していきます。

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6.覆工撤去工/舗装工・排水工など    施工期間:8ヶ月程度

  一部の擁壁工事が完了した後、覆工板を撤去し、アスファルトなどの材料を用いた舗装工や雨水を処理するための排水構造物を設置する工事等を行います。

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7.道路付属物工など          施工期間:11ヶ月程度

  自動車の通行位置を新しい道路に切替えた後、側道部の擁壁工事や転落防止柵などの道路付属物を設置する工事を行います。その他にも、エレベーターやポンプ場などの工事も並行して行い、工事完了です。

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